愛猫の去勢後、傷口をなめるけど大丈夫!?傷をなめる理由とは
猫は傷口をなめることがあるかもしれませんが、
出血でなければ大丈夫です。
と、獣医さんから、
去勢後の説明で言われませんでしたか?
言われたときは、
「あっ!そうなんだ」
と納得したかもしれません。
でも、いざ家に帰ってみると…
あなたの想像と違ってませんでしたか?
「猫は去勢後に傷口をなめる」
そう言われたけど、
あまりにも頻繁に舐めているから不安に…
実は…、私もそうでした。
うちの愛猫たち(ジェリーとチビ)の
去勢を終えたのですが…
2人とも去勢後に
傷口をなめまくってて、心配で…
ここでは、
あなたの不安を解消するために、
愛猫が去勢後に傷口をなめることについて、
私の経験(愛猫たち)を話していきます。
目次
猫が去勢後に傷口をなめるけど、問題ないの?
去勢後に愛猫が
傷をなめまくっている姿を見ると、
どうしても不安になります。
その気持ち、めっちゃ分かります。
分かるからこそ言いますが…
ぶっちゃけ
出血がなければ、大丈夫です!
うちの愛猫たちも去勢後すぐに
傷口をなめていたのですが、
何も問題ありませんでした。
舐め過ぎで
少し術部が腫れていましたが、
血が出ることはありませんでしたから。
猫の去勢後に血が出ない場合は、
おそらく心配しなくて大丈夫です。
正直、私も最初、
「猫は去勢後に傷口をなめることがあるかもしれませんが、大丈夫」
という言葉、全くと言っていいほど
信じてませんでしたから。
だって術部をなめたら、
ばい菌が入ってしまうじゃないですか。
そんなことを思いつつも、不安はありましたが
獣医さんの言葉を信じて、
傷口をなめている愛猫たちの様子を見ていました。
(様子を見るのは出血してないことが前提です)
去勢をした日が
一番舐める回数が多かったのですけど、
その日も愛猫たちに異常はありませんでした。
終わって1週間が経つと、
術部をなめることもほとんどありません。
つまり…、
獣医さんの言った通りでした。
猫の去勢後、なめすぎで傷口が開くことってあるの?
とはいっても、
大切な愛猫がに傷口をなめる姿を見ると、
どことなく心配になりますよね。
「傷が開いてしまわないだろうか」
という不安。
そのことについて、
うちの愛猫たちの経験を
話していこうと思います。
愛猫たちの去勢は、一般的に多い
「縫合なし(切除した部分を縫わない)」
での手術だったので、
去勢後は傷口が生々しく残っていました。
血は出てませんが、
縫っていないから切除した部分が丸分かりで…
見てて、痛々しかった。
でも、私の見た限りでは、
傷が開いている様子はなかったかなと。
凄いと思いませんか?
「猫ちゃん」って、
傷口の縫合なしでもちゃんと治るのですから。
ちなみに、もし
あなたの愛猫が縫合しているなら、
縫合に使われている「糸」を見てみてください。
使われる糸には、
- ワイヤー的な糸
- 溶ける糸(吸収糸)
この2種類があるので。
抜糸をしなくて済むのは「溶ける糸」のほうで、
抜糸をしないといけないのが「ワイヤー的な糸」です。
縫合しているなら、
どっちなのか確かめてみてくださいね。
猫が去勢後に傷口をなめ過ぎるのは良くない?かさぶたが取れちゃうの?
愛猫の去勢後、ある程度の舐めなら、
傷口が開かないことは分かってもらえましたか。
でも…、さすがに、
「舐め続けてたら、傷は悪化するでしょ!?」
なんてこと思いませんでしたか?
悪化するか悪化しないかで言うと…
傷は悪化はします!
なぜなら、
- 猫の口の中にはものすごい数の菌がいる
- 治る途中だと「かさぶた」が取れてしまう
この2つの理由があるからなのです。
見かけによらず猫は、
口にたくさんのばい菌を持っています。
一見、清潔そうな感じがすると思うんですが、
意外に不清潔なのですよ。
猫自身が、去勢後の傷の治りを遅くし、
悪化の原因になるかもしれません。
それから、傷口をなめ続けると、
傷の治りをサポートしてくれる
「かさぶた」も出来にくくなります。
去勢後の傷が
治りかけのところをなめるわけですから、
当然、治りも遅くなってしまいます。
最悪の場合、ばい菌が入って、
腫れたり、出血したりすることも…
そうならないためにも、
愛猫に傷をなめさせないのが一番!
だけど、そんなことはおそらく無理。
なのでせめて、愛猫が
術部をなめる回数を減らしてあげてください。
愛猫を見ているときだけでいいので、
去勢後の傷口をなめようとしたら止めてあげましょう。
たったこれだけかもしれませんが、
全然違いますから。
猫が去勢後に傷口をなめる理由とは
どうして猫は
去勢後に傷口をなめるのでしょうか?
猫が体をなめる理由は
大きく分けて5つあるようです。
- 体のニオイを消す
- 体を清潔にする
- 体温調節をする
- 気持ちを落ち着かせる
- かゆい所を掻く
この5つが、猫が体をなめる理由なのだそう。
去勢後に傷口をなめるわけだから、
ニオイを消したり、体温調節だったりだと
理由が少し違ってくるのかなと。
だとすれば、
- 傷口の周りを清潔にしている
- 傷の痛さから気持ちを落ち着かせている
- 傷口がかゆい
この3つが理由として考えられるかと思います。
猫が傷口をなめる理由は「ストレス」を感じているから!?
個人的に猫が傷口をなめる理由は
「気持ちを落ち着かせる」ためなんじゃんないかなと。
愛猫たちを見てて、そう思いました。
猫はストレスを感じたとき、
- 自分の気持ちを落ち着かせる
- 精神を安定させる
このような理由で
「カーミングシグナル」と呼ばれる行動をとります。
例えば、
自分の体をなめたり、
あくびをしたり、体をふったり…
こんな行動をするとき、
愛猫は何かにストレスを感じています。
今回の場合なら、
去勢手術がストレスに…
それに、体の一部を
切除していることもあるから、
相当ストレスを感じているはずです。
うちの愛猫たちも、
傷がストレスなのか、気になるか分かりませんが、
去勢後1日は1分おきくらいに術部をなめていました。
10~20秒くらいなめて、
しばらくしてまたなめる。
その繰り返し。
やっぱり、去勢自体が
ストレスに感じるのだと思います。
関連記事 ⇒ 猫が去勢後に吐く!【リアルな体験した人の話】
猫の去勢後になめないようにするための対策
もし愛猫が
あまりにも頻繁に傷口をなめて、
心配に思っているなら、
- エリザベスカラーを付ける
- あなた自身がなめる前に止める
この2つの対策をしてみてください。
※ エリザベスカラーとは、傷口の悪化を防ぐために、猫の首につけるプラスチックの道具
エリザベスカラー
「エリザベスカラー」は、
病院でも一番多く使われていて、
去勢後の猫の首に付けるだけで簡単にできる対策です。
「手軽」と言うメリットはありますが…
逆に、エリザベスカラーを付けることで、
猫によっては今以上にストレスを感じてしまうことも。
猫それぞれ好みが違うため、
メリット・デメリットを確認しながら、
愛猫に合うかどうかを一度試してみましょう。
あなた自身がなめる前に止める
「あなた自身がなめる前に止める」は、
エリザベスカラーを付けるのが苦手な
猫ちゃんにはおすすめの対策です。
ストレスをかけることなく出来るため、
愛猫に優しい方法となってます。
だけど、舐めようとするのを
止めないといけないので、根気と手間が必要です。
私の体験では、去勢後1日は
頻繁に傷口をなめようとします。
しかし2日目、3日目と時間が経つにつれて、
なめる回数も自然と減るかと。
最初の一日を乗り越えれる根気強さがあるなら、
あなた自身がなめる前に止めることも全く問題ありません。
猫の去勢後のなめる対策、私のおすすめは!
紹介した2つのうち、どちらを気に入りましたか?
個人的には、エリザベスカラーもおすすめですが…
愛猫のことを思うと、2つ目に紹介した
「あなた自身がなめる前に止める」のほうがいいのかな。
飼い主がしっかり止めてあげたほうが、
去勢後、やりっぱなしになることはありませんから。
それに、去勢自体がストレスなのに、
去勢後のエリザベスカラーで
もっとストレスを感じてしまうかもしれませんからね。
うちの猫たちも、そういうことを考えて、
あえてエリザベスカラーは使いませんでした。
よっぽどのことがない限り、
極力あなた自身の手で愛猫を止めてあげましょう。
猫の頻繁に「なめる」が気になるときは
去勢後、愛猫が
傷口を頻繁になめると心配になります。
猫自身も去勢をストレスに感じていて、
思わずあなたも不安な気持ちになると思いますが、
- 傷口がブクッと腫れる
- 出血がある
このようなことがなければ、心配しなくても大丈夫。
なめまくっている我が家の愛猫たちも、
問題ありませんでしたから(笑)
去勢後、気になことがあれば、
すぐにかかりつけの先生に
相談してみるといいと思います。
愛猫の些細な行動であっても、
きっと相談に乗ってくれますから。