散歩から帰って来たときに、犬の体を見ると「ダニ」がついていた。

そんな経験ありませんか?

ダニって、ご飯粒より小さくてすばしっこく、犬の毛の中に入って行って捕まえるのにもひと苦労。

 

犬を飼ってるからには避けられないこと。

だから、ついていても「少しくらい仕方ないか」と自己完結しまいがち…

しかし、ダニの種類によっては犬の命に関わる危険もあるのです!

 

小さな生き物のダニですが、「危ない」ということをきちんと頭に入れておく必要があります。

そこで今回は、

  • 犬に付きやすいダニの種類
  • 付いてしまったときの駆除方法

この2つについて詳しく紹介します。

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犬につきやすいダニ5種類!

僕たちが普段生活する場所には見えないだけで、実はたくさんのダニが存在しています。

それだけに、犬の体にも何百匹ものダニがつくことも…

言ってみれば、「常に危険と隣り合わせの状態で暮らしている」といっても過言ではありません。

ここでは身近にいるダニの中で、特に犬につきやすい5種類を紹介したいと思います。

マダニ

危険度:  ★★★★★
体長:  3~10㎜
症状:  軽い痒み、病気の症状
犬に現れる症状:  体を掻く
繁殖力:  ふつう
起こりうる病気:  貧血、皮膚炎、犬バベシア症
特徴  他のダニ比べて体が大きく、目で確認することができる。噛まれても痒みがほとんどなく、貧血などのときに起こる症状が出て、初めて気付くことが多い。命に関わる危険もあるため十分に注意。

犬バベシア症…マダニの吸血によって「バベシア属原虫」と呼ばれるものが体内に入ることで引き起こされる病気

 

マダニは身近にいるダニの種類の中でトップクラスの大きさをしていて、危険度もかなり高いです。

犬の血をたくさん吸うことで「貧血」に、噛まれたことで「皮膚病」や「感染症」が起こることも…

草むらや垣根など外の世界ならどこにでもいるため、「犬につかないようにする」という事のほうが難しいです。

 

また、マダニに噛まれたとしても痒みがないため、犬の異変にも気付きにくい。

駆除用の薬での予防に加え、

  • 草むらに入らせない
  • 散歩終わりに犬の体にダニが付いていないか確認する

このようなことが大事になります。

耳ダニ(ミミヒゼンダニ)

危険度  ★★★★
体長  0.2~0.3㎜
症状  激しい痒み
犬に現れる症状  顔を激しく振る、耳辺りを頻繁に掻く、耳垢が黒っぽくなる
繁殖力  強い
起こりうる病気  耳疥癬症(みみかいせんしょう)、外耳炎、中耳炎、内耳炎
特徴  耳ダニはその名の通り「耳」につくことが多く、目を凝らさないと見えない大きさをしてる。耳垢を食べて耳の中で生活し、速いスピードで繁殖していく厄介もの。

 耳疥癬症(みみかいせんしょう)…犬の耳の中でダニがたくさん繁殖することで起こる病気

 

耳ダニは犬につきやすい代表的な種類のひとつ。

犬を飼っている多くの飼い主を悩ませ、このダニが原因で動物病院を受診する方も数多くいます。

 

また、犬が敏感に反応する「耳」が寄生場所であるため、異変に関しては気付きやすいです。

放置しておくと症状が悪化する場所なので、

  • 耳を頻繁に掻く
  • 耳垢が黒っぽい

このような症状が現れたときは、出来る限り早めの駆除するようにしてください。

ツメダニ

危険度  ★★★
体長  0.4~0.5㎜
症状  皮膚の炎症、痒み
犬に現れる症状  体のあちこちからフケが出る
繁殖力  温かくて湿度が高いと繁殖しやすい
起こりうる病気  ケイレテイラ皮膚炎(ツメダニ症)
特徴

 ツメダニは体の一部にフック型の針を2本持ってて、その針を犬の皮膚に刺し、血ではなく体液を吸って生活している。皮膚に、数か所の刺し傷が残る場合が多い。

 ケイレテイラ皮膚炎…ツメダニが原因で起こる皮膚の炎症のこと

 

ツメダニは身近なところだと、カーペットやソファ、犬の寝床に多く、温かくて湿度の高い場所を好み住みかとします。

体を掻く回数が異常に多い場合は、犬が痒がっている場所の毛をかき分けてみて、「フケ」が出ていないかチェックしてください

フケの原因については、こちらにも詳しくまとめています。

猫のフケが止まらない!!その原因とは…

 

もし大量のフケやあなたが見て多いと感じるなら、ツメダニが原因かも…

あまりにも頻繁に体を掻いてしまうと、ツメダニが持つ針が刺さっていた部分が化膿したり、症状の悪化につながります。

早めの駆除を優先しましょう。

ツツガムシ

危険度  ★★★
体長  0.2~0.3㎜
症状  皮膚の炎症
犬に現れる症状  かゆみ
繁殖力  ふつう
起こりうる病気  ツツガムシ病
特徴  ダニの種類の1種。ツツガムシの幼虫のみが、血ではなく体液を吸う。

ツツガムシ病…ツツガムシと呼ばれるダニが持っている病原体「リッチケア」が原因で起こる病気

リッチケア…細菌リッチケア科の一種

 

ツツガムシに噛まれたからといって、必ず犬に症状が現れるとは限りません。

なぜなら、一部のツツガムシのみが「リッチケア」と呼ばれる症状の原因である病原体を持っているから。

この病原体を持っているツツガムシに噛まれたときだけ、症状が現れるようになります。

と言っても、犬が多く体を掻くときは注意が必要です。

ニキビダニ

危険度  ★★★
体長  0.2~0.3㎜
症状  脱毛、皮膚のただれ、皮膚炎
犬に現れる症状  毛が抜ける、皮膚がただれる、体を噛む・舐める
繁殖力  理由が分からない何かで大量繁殖
起こりうる病気  アラスカ症(ニキビダニ症)
特徴  細長い小型のダニで、体の至るところで「脱毛」の症状が現れる。子犬の時期の症状は軽いが、成犬になってニキビダニが付いてしまうと症状が重くなる。

アラスカ症…ニキビダニが寄生することで起こる病気で、母犬から感染することが多い

 

ニキビダニは危険度的にも「危ない」というほどではありません。

なにせ、人間の体にも犬の体にもいるわけですから。

 

普段は何も感じることはありませんが、理由が分からない何かが引き金となりニキビダニが大繁殖する場合が。

そのときに、脱毛などの症状が現れます。

犬が体を頻繁に掻いていて、さらに一部の毛が抜けている場合は駆除が必要です。

大事な愛犬をダニから守れ!駆除方法は2つ

これまで紹介してきた5種類が犬につきやすいダニです。

しかし、「犬につきやすい」と言っても、愛犬の体にダニがついているのは嫌ですよね。

病気になるリスクも高くなるわけですし…、飼い主としては心配…

 

そこで次は、危険なダニから愛犬を守るため「駆除方法」を紹介します。

早速ですけど、ダニ駆除の仕方には、

  • ブラッシング

この2種類があります。

ブラッシング

「ブラッシング」は犬の体についているマダニを駆除するのに良い方法です。

基本的にブラッシングで使用する「ブラシ」は、犬の毛並みを整える道具のため、毛を絡みやすい作りになってます。

そのため、ダニの種類の中でも大きな「マダニ」なら捕獲することが可能なのです!

 

愛犬の毛並みを整えながら、同時にマダニ駆除もできる便利さ。

実際僕も、この2つの意味を込めて愛犬のブラッシングをしています。

と言っても、ダニに出会ったことは一度もありませんが…(苦笑)

 

ダニはないですけど、毛についている小さなゴミや毛玉なら頻繁に取れることがあり、「ブラッシングの良さ」っているのは身を持って実感してます。

マダニの駆除をするときは「コーム」と呼ばれる目の細かなブラッシングの使用がおすすめです。

隙間が1㎜ないくらいなので、犬についているマダニは難なく捕獲できますよ^^

 

また、駆除を徹底したいという人には「ダニ駆除専用のブラシ」もおすすめ↓

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ブラシの形はコームに似ているのですが、唯一違う点は「柄の部分」

この専用ブラシは「柄」が無い作りのため、ブラッシングの時もスムーズに動かせます。

お手入れがしにくい顔やしっぽも楽になりますね。

それから、ダニ駆除専用ブラシの使用手順について簡単に説明します。

 

  1. これまで使っていたブラシを使用し簡単に毛並み整える
  2. 毛並みを整え終わったところで専用ブラシを使う
  3. ダニを取りやすくするために、軽く皮膚に当てた状態で全体をブラッシングする

 

この順番で行ってください。

犬についたマダニをブラッシングでどんどん捕獲しましょう!^^

犬種ごとのブラッシングについて、こちらにもまとめています。

ダニ駆除用の薬

それから、「薬」を使ってダニを駆除する方法もあります。

薬を使うのはちょっと…と気が引ける感じがありますよね、きっと。

僕も以前はそうでした。

 

愛犬の体のことを考えるとダニ駆除のためと言ってもどこか不安があり、ずっと避けてきて…

しかし、春先3月くらい、ちょうどダニが活発になる頃。

頻繁に愛犬が体を掻くようになり、心配になって病院に連れて行ったとき、獣医さんから「駆除用の薬」を勧められました。

 

そのとき以来、「愛犬の痒がっている姿を見ないで済むなら」という思いで毎年「薬」をつけています。

前置きが長くなりましたが、つまり、一度使ってみないと分からない!ということです。

 

駆除用の薬として一番一般的なのが「直接犬の体に塗るタイプ」のもの。

目の細かなブラシでも捕獲できないダニも薬なら駆除でき、なおかつ、1回付けておけば1ヶ月程度の予防になります。

毎日お手入れをする必要もありませんし、僕たち飼い主とっても楽なのかな^^

あくまでも予防薬なので、「薬を塗ったから安心」というわけではありませんからね。

 

ついでなので、毎年僕が使っている薬を紹介します。

それがこちらの「フロントラインプラス犬用」です↓

多くの動物病院で扱っている薬なので安心して使うことができますよ。

成ダニや卵のふ化も予防できて、頼りがいのある薬だと思っています^^

そして、何といっても使い方が簡単!

 

首の付け根あたり(正式には肩甲骨間背部)の毛をかき分け、皮膚の部分に1回分のピペットを滴下し、軽く揉んでなじませれば終了。

たったこれだけで、ダニの予防ができるわけですからスゴいですよね。

 

おそらく、フロントラインプラスには「プラス」がついていない「フロントライン」もあったはず。

しかし、こちらよりも「プラス付き」のほうが、広い成長過程のダニの駆除をしてくれる役目があります。

2種類どちらがいいのかというと、個人的にも「フロントラインプラス」をおすすめします。

 

「フロントラインプラス犬用」は体重で滴下の量が決まっているため、小型犬から大型犬用まであります。

いろんな種類から愛犬に合ったものを選べる点も魅力のひとつ。

 

■小型犬用(体重5㎏未満)

 

■中型犬用(体重10~20㎏)

 

■大型犬用(体重20~40㎏)

 

薬を使うとなると値段がかかりますが、愛犬が痒みに苦しむ姿を見ない済むなら値段以上の価値があります。

また、もっと犬のダニ駆除を極めるなら、薬の予防に加え専用ブラシによるブラッシングをすると最高

「怖いものなし」と言ってもいいくらいですね^^

ダニを見つけたとき、この2つは絶対にやってはいけない!

ダニの駆除方法として「ブラッシング」と「薬」を紹介しました。

この場合やそれ以外の場合でダニを発見したとき、絶対にやってはいけないことが2つあります。

 

まず1つ目、「発見したダニは絶対に潰さない!

 

犬の血を吸ってパンパンに膨らんだダニを見ると、自分と愛犬の怒りを込めて退治してやる!という思いが込み上げています。

しかし、潰してしまうと万が一ダニが卵を持っていた場合が怖い!

種類によって違いますが1匹あたり「100~3000」くらいの卵を持ってて、その卵すべてがふ化したら…

 

そう考えただけでゾッとしませんか?

愛犬を危険から守るためにも「潰さない!」ということを覚えておきましょう。

もしダニを見つけたときは、潰さずにそのまま水に流すのが一番。

ちなみに僕は、見つけ次第トイレで流すようにしています。

 

2つ目は「犬の皮膚についたダニを無理やり取らない!」です。

 

大きなマダニは特に、一度皮膚に噛みつくと満腹になるまで離れません。

力を入れれば取れないことはありませんが、無理やり捕獲しようとすると頭部のみが皮膚に残ったままに。

それが原因で感染症を引き起こしたり、より痒みが増したりし、デメリットしか起こりません。

 

なので、犬の体についたダニを見つけても絶対に無理に取らないことが大切です!

  • お腹が一杯になるまで待つ
  • 動物病院に連れて行く

この2択のどちらかで次の行動をしてください。

「急いで捕獲しないと危険だ!」と思い焦る気持ちがありますが、無理やり取るのだけは避けましょう。

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犬の体についたダニを見つけたら、最初に何をするの?

ダニを発見したときにやってはいけないことが2点ありましたが…

一番最初にすべきことは何なのでしょうか?

 

犬の体についたダニを発見したときはまず、捕獲せず様子を見ることが大事です。

  • 大きさ
  • 皮膚に噛みついていないか

を確認し、噛みつかずに犬の体の上を動いているだけなら、捕獲しても問題ありません。

 

しかし、噛みついて離れようとしない場合には無理やりとろうとはせず、

  • ダニが満腹になるのを待つ

 

もしくは、

  • 動物病院に連れていき獣医さんにダニを取ってもらう

このどちらかを行ってください。

 

一番良いのは、やはり動物病院に連れていくこと。

大切な愛犬をダニから守るためにも行動ひとつひとつを丁寧に。

犬につきやすいダニの種類と正しい駆除方法まとめ

それでは最後に、ここまでの話をまとめます。

 

■犬につきやすいダニ5種類

  • マダニ
  • 耳ダニ(犬ヒゼンダニ)
  • ツメダニ
  • ツツガムシ
  • ニキビダニ

 

■駆除方法2種類

  • ブラッシング

→比較的大きなマダニの駆除向きで、目の細かい「コーム」もしくは「駆除専用ブラシ」を使うとなお良い

→値段はかかるが、目に見えない小さなダニも予防でき、一度つければ1か月程度は予防が期待できる

 

■絶対にやったらいけない駆除の仕方

  • 発見しても絶対に潰さない
  • 犬の皮膚についたダニを無理やり取らない

 

小さな体をしていて軽視されがちなダニですが、種類によってはホントに危険!

「少しくらい大丈夫」と軽い判断をしてしまうと、今後に犬の生活に大きく関わることも…

小型犬・中型犬・大型犬に限らず、すべての犬につく可能性があるため、飼い主である僕たちが愛犬を守ってあげなければいけません。

「ダニは危険」、そういう意識を持つことが一番大事です。

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